最近読んで印象的だった本

ここ数ヶ月に読んだ中で印象に残った本。

時が滲む朝

楊 逸 / 文藝春秋



気になりながら、ようやく最近読んだ、いつかの芥川賞受賞作。

感想は、最初から最後まで「うーん」、そして「なるほどなあ・・・」。今、かの国と起こっているさまざまなことに対しても、通り一遍の感情しか持ってなかったのが、すこーしだけ、違う目で見られるようになった気がする。

私にとっては、少しだけでも「知る」ということは(物事自体よりも、人について)、頑なな心を解きほぐしてくれて、少し楽になれることがある。


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一転して、抱腹絶倒モノ。

ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫)

宮田 珠己 / 幻冬舎



この本全編の64%(だっけ)が旅行記、それ以外は日々のあれこれ。

バカバカしいの一言とも言えるようなことを、この人はとことん突き詰めているので面白いのだ。筆頭の、島の海岸一周の話(何が何でも海岸を一周したかったので、途中で海に入って溺れかける)と台湾旅行記は特に面白く、また、いつの間にかジェットコースター評論家になってしまった話や軽い放射能漏れ事故のあった日の原子力発電所訪問の話もすごい。


まあ一回読めば十分という感じではあるが、文学に造詣の深い友人にも貸したら大ハマりして、さらにまたその友人へ、と広がっているらしい。


落ち込んだ時、とりあえずぜったい笑えるので、立ち読みで一章、でもいいかも。

私は本屋さんで笑ってしまって大変なことになり、慌ててお買い上げしちゃいましたが・・
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by brandaffodil | 2010-11-27 10:10 | 日々のこと


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