小川洋子のエッセイ集を読んでいたら、プラハの取材旅行の話がいくつか出ていて、昨年行ったプラハがとっても懐かしくなった。
そういえば、昨年のプラハ・パリの旅については今回のスイスほどここで紹介しなかったな~と。 プラハも素晴らしい町でした。 これはブルタヴァ(モルダウ)川越しに見たプラハ城。 かの有名な「モルダウ」を作曲したスメタナの博物館脇からのショット。 もともとはパリだけ行く予定だったのが、にぃにぃさんの鶴の一声でプラハ行きが実現したんでしたね。とても素敵な町との出会いになり、感謝です。 人気blogランキングへ 「百塔の街」といわれるプラハの町を、今度はお城の城壁から。 町全体が海老茶色に染められた、時間が止まったような街。 静かな、ぬぐいようのない悲しみを湛えたようなしんとした美しさが印象的だった。 プラハ城の大聖堂。 旧市街広場。 ブルタヴァ川に掛かる橋でたぶん一番有名な、カレル橋からプラハ城を望む。 モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」を聴きながら、目を閉じると瞼に浮かび上がるあの風景・・・ 小川洋子がプラハについて語っている文章を読んでいると、もっといろいろ勉強して行くべきだった、と思う。 プラハには、その美しさの底に、やはりいろんなものが眠っている。 また行くことがあったら、そういう部分を見てきたい、と思う。 小川洋子の文章はとてもきれい。 私は芥川を専攻していたので、好きな作家は芥川賞を取っている人が多いけれど 宮本輝にしろ小川洋子にしろ、最後の2~3行の余韻の残し方が素晴らしいと思う。 芥川の作品が「額縁小説」といわれる所以である、最後の一段落であっと言わせる展開もよく使われている気がする。 (小川洋子は泉鏡花賞も取っているので異色だけど。確かに、小川洋子の本領は「博士の愛した数式」のような作品より、泉鏡花的な作品の方に表れているような気がする) > K安くん、「深き心の底より」読んだ?お勧めです。 > Sちゃん、私も、「トロッコ」の最後の「なんの理由もないのに?」の一文をふと思い出すことがあります。 そのエッセイ集の中でフランスの海辺の町サン・マロについて書かれた文章もあり、「のだめカンタービレ」15巻の舞台がサン・マロだったので、風景が手に取るようにわかり、面白かった。 マンガも役に立つものです。クラシックもまた聴くようになったし。 みなさん「のだめ」ドラマ見てますか?私は、みんなハマリ役でぴったり、と思って見てます。 人気blogランキングへ
by brandaffodil
| 2006-10-29 23:10
| 旅
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またちょこちょこ、携帯から気軽に更新していけるといいなあと思ってます。
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