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「湯回廊 菊屋」 お食事編

修善寺の旅館「湯回廊 菊屋」のレポ本編に続き、お食事編です。
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こちらの旅館では、お食事はお部屋に出るのではなく、お食事処に食べに行く形でした。
(お部屋にもよるのかもしれないけど)
部屋にお食事が運ばれてくるのより、やっぱり私は別の場所に食べに行くほうが好きかなあ。


長くなったので下に隠します。
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予めお願いした時間に、和モダンでおしゃれなレストランに行くと、
半個室状態になっている広いスペースの席に通されます。
全面ガラスの窓からは、ライトアップされたお庭が見えて雰囲気抜群。

きれいなお盆に載ったと芸術的な先付けと前菜が出された後出てきたのは
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伊豆の新鮮なお刺身盛り合わせ。どれも、鮮度のよさがよくわかる。

帆立しんじょうと松茸の土瓶蒸し。香りもよく、旨みがよく出ただしも最高でした。
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伊豆牛のミニステーキ。これが、脂っこすぎず程よい感じでおいしかった~
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かなりお腹が満たされてくるフルコース中盤から、二者択一に切り替わります。
夫と私はそれぞれ違うほうを選び、毎回お互いのを味見。

【強肴・1】修善寺特産 黒米穴子蒸し 
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黒米が修善寺の名産で、何かにつけて黒米関連のものがお土産屋さんでもよく見かけました。
よく噛むと甘みがあって香ばしくて、とてもおいしいです。クセがない。
これはおこわのちまきのような感じで蒸してあり、ここに身のふっくらした穴子が。

【強肴・2】茄子と無花果の揚げ出し 卸しょうが
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【煮物・1】菊花かぶ蒸しスープ煮  芸術的!まるで絵のよう。ゆず風味のさっぱり味。
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【煮物・2】茶碗蒸し ふかひれ餡  ふかひれの旨みが出ていて贅沢な茶碗蒸し!
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【お食事・1】桜海老のてんぷらそば
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おそばは十割なのかかなり黒っぽい。でももさもさしてなくて食べやすかった。
桜海老のかきあげもサックサク。

【お食事・2】月見とろろ飯 赤だし もうお腹いっぱいだったけどさらさら~っとイケちゃった。
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そしてデザート。アイスも黒米。ゴマアイスよりは淡白で脂っこくなく、おいしかった。
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オリジナルの梅酒もおいしかったな~

お品書き。形がきれいだったこのもみじは持ち帰って来て記念の押し葉にしました。
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朝ごはんは、前日に和食か洋食の希望を伝えておくのですが、悩んだ迷った。
内容を聞いたら、どちらもおいしいだろうな~と。

そう、ここの給仕の方は若い男性が数人でしたがどの方もとてもしっかりしていて
(しかもイケメンぞろいだった)何を聞いてもすぐにちゃんとした答えが返ってきて
明日の朝の献立も頭に入っている。
お刺身に付いていた変わったつまについてもすぐに答えてくれた。作り方まで。
これぞプロ、です。働く人間として見習いたい姿勢だと思いました。

ドーミーヴィラグループ全体のサービスだそうなのですが、10時から
お夜食のラーメンの無料サービスも行っているのでぜひどうぞ、というお誘いの
お言葉もさわやかに残してくれました。


それから話がそれますが、ここのお宿、床や壁や置物、お花、すべて、
ホコリが付いている場所などひとつもなく、ピカピカに磨かれています。
必要以上のサービスは見せず、一歩引いたところでお客の心地よさを提供している。
すばらしいことだと思いました。サービスってこういうことなのだろうな、と。

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で・・・朝食はやっぱり和食にしました。明日のお魚は鯵です、といわれてやっぱり。
伊豆といったらやっぱり鯵を初めとする干物ですよね。

かまぼこやわさび、塩辛、海苔・・・そういえば、伊豆の特産品は朝食に合うものばかり。

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梅干も程よい塩気でおいしかった・・・
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デザートはヨーグルト。大きいバナナがごろごろ入ってブルーベリーのソースが。
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しかしこの後大惨事が。大きめバナナにフォークを突き刺そうとしたら、かすってしまい
ブルーベリー掛けバナナが跳ね上がり、私の胸元に落ち、そのまま紫と白の跡を残して
スカートの下のほうまでだらだらと転がり落ちた。大ショック。
夫に「そんなパフォーマンスしてくれなくていいんだよ、観客は俺しかいないんだから」と
言われ、悔し涙を飲むわたくし。


そして、和食を選んでも、食後のお茶にコーヒーが選べるのもうれしかったこちらの朝食。
大満足でした。



朝、私たちの席を担当してくれた女性も、年配の方でしたが、いわゆる
旅館の仲居さんという感じでなく程よい距離感を保ってくれて、いい感じでした。
こういうセンスが、この宿のモダンさ・おしゃれさを作っているのだなあと思う。

昨日の夕食の給仕をしていた男性たちも同じメンバーが顔をそろえて朝から
働いていましたがやっぱりさわやかに、きびきびと動いていてすばらしいと思った。


帰り際、私たちがレストラン内の別のエリアを覗いていたら
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この部分は10月からバーとして夜遅くまで利用できるように独立させるんですよ、と
説明してくれて、またぜひどうぞお越しください、といってくれました。
その辺の宣伝もそつなく、そして感じが良い。

近所のテキトーなにーちゃんをバイトでやとってやらせていたらこうは行くまい。


・・・とサービスを受ける側の立場を享受せずに
ついつい同じ働く人間側目線でいちいち観察してしまう貧乏性なのだった。


そうそう、売店も品の良い品揃えの素敵なお店で、あと、古き善き部分を残しながらも
インターネットコーナー、コンシェルジュコーナーもあるのが現代に合わせていて
気が利いているなあと感心した点です。
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とにもかくにも、こちらのお宿はそういったいろんな点から、とても良かったです。
ぜひまた行きたい!と思わせる旅館でした。


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by brandaffodil | 2007-09-21 22:57 |


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