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イーハトーヴ・涙腺ゆるみっぱなし旅

さて、上の橋町から、町の中心の方向へ向かって戻る格好で、通りをたらたら歩きます。
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菊の司酒造。堅固な建物が趣あります。杉玉も下がってました。

10分ほど歩いたこの間にも、古い家や建物がちらほらとあって、懐かしい雰囲気。

工芸品の町、紺屋町に入ると、町のシンボル・紺屋町番屋にぶつかる。
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大正時代に建てられたままの姿だそうです。
全体像はかわいらしいんだけれども、機能していたころのきちんと感が伝わってくる。
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もう少し行くと、暮らしに根付いた工芸品や生活雑貨を扱うお店、ござ九が見えてくる。こちらも保存建造物指定ですが、今も実際に商店と住宅とを兼ねた現役。
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ここで、盛岡の旅の記念に、ほしかった竹のざるを買いました。(じゃじゃ麺の店に忘れそうになったやつね) 
おにぎり用の竹の籠もほしかったけど、竹細工は何気に高いので、ざるだけで。
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ガイドブックにも必ず出ているご主人が応対してくれました。
いわてのまじめな工芸品のように、律儀で実直そのものな感じの方でした。

その向かいは、南部鉄器といえばの「釜定」。
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南部鉄器のオイルパンも憧れなのだけど、重いし、ここはガマン。

そして中の橋まで来ると、旧盛岡銀行、現在の岩手銀行にぶつかります。
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おお・・・これもすごい。
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記念に、入って、ATM利用しておきました。w

この向かいに、岩手の文化や観光情報を広く知らしめる6階建ての建物、「プラザおでって」が。入り口では野菜や名産品を売る出店が広げられている。私たちはこの6階に上がり、「盛岡てがみ館」へ。
ここは全国でも珍しい、てがみに特化したギャラリーで、盛岡ゆかりの人たちの手紙が展示されている。宮沢賢治や啄木ゆかりの人たちのほかに、今は「岩手の実業に尽くした人々」という企画展が開かれている。さまざまな分野で、岩手の発展に寄与した人たちの手紙が展示してあるのだけど、これがもう、みんな苦労の人生を行間に吐露しつつ、ものすごくきれいな字で綴っているので、その素晴らしさに泣けるのだ。こういう、熱い気持ちとか、そのために苦労をも買って出るような理念とか・・・「時代」の一言では片付けられないことだと思った。

一番の長編は、啄木と東京で一時期同居していた金田一京助の手紙。啄木を心配する心遣いや、あたたかい心持ちに打たれる。
高村光太郎の直筆原稿もあり、小さなギャラリーだけど、これはずいぶんと力の入った展示を展開しているところだなと思いました。誰もいないのをいいことに、置いてあった感想ノートに、あふれる感動を綴ってきたのだけど、私の前に書いた人は9月の初めの日付だった。。
盛岡てがみ館、すごくいいので、盛岡へ行く人は見るといいと思います!!

プラザおでってを出て、歩いてすぐのところに「もりおか 啄木・賢治青春館」というのがある。
涙腺ゆるみっぱなしのところへ、またこんな素敵なところだ。
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盛岡で青春時代を過ごした石川啄木・宮沢賢治の、生涯と青春を紹介している。入るといい香りがするのは、一角に喫茶「あこがれ」があって、コーヒーやトーストの香ばしい匂いが漂ってきているのだ。

こちらも明治に建った第九十銀行の建物(重要文化財!)を利用しているので、内装も堅固でどことなくレトロ。おもしろいのは、金庫室だったスペースを暗室のように使ってプラネタリウムのような部屋にしていて、5分間くらいの光と音のエンターテイメントが楽しめる。天井や壁に、最初は岩手山や北上川が現れて、夜になって暗くなると銀河鉄道と よだかの星が現れる。それにちなんだナレーションつき。これがまたなかなか良かった。


出ると14時近くなっていたので、ここで満を持して「じゃじゃ麺」を食べに行ったのである。

午後は、やはり賢治ゆかりの地、材木町に行った。ここには、賢治の生前の出版である、2冊の本を出した出版社だった会社がまだ残っている。(なんと、生前に出版されたのはたった2冊だったのです) ここにまた素敵なカフェがあったりします。


また長くなっちゃったのでここで一旦ブレイクしま~す
by brandaffodil | 2009-10-02 19:37 |


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