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きれいなもの パリ編

「市(City)」というものはここから始まったと言われる、パリ、セーヌ川の中洲、シテ島。(CiteはCityの語源とも言われる)
ここに、かの有名なノートルダム寺院があります。この内部のステンドグラスも
規模が大きくて見事なのですが(↓「バラの窓」と呼ばれる大窓です)
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ステンドグラスだけで言えば、こちらの方が圧巻。王家の礼拝堂であったサントシャペル。
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ノートルダム寺院から少し歩いたところにある、コンシェルジュリ。
ここは、マリー・アントワネットが革命で捕らえられ、処刑されるまでの数ヶ月過ごしたと言われる牢獄で、裁判所と同じ敷地内にあります。
そして写真のサントシャペルは、同じくこの敷地内にある、王家の礼拝堂であった場所です。
壁の部分がほとんどなく、ステンドグラスに埋め尽くされた窓がずらりと並んでいます。
全方向から外光が入るので、いろんな色に染まった光がキラキラと降り注ぎます。
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しかしこの美しさとは対象に、すぐ隣にある監獄はなんとな~く薄暗く、マリー・アントワネットがいた独房なども一部分残されているのですが、なんとも生々しいです。ここに入った何千という人たちが、断頭台に消えていったのです。その名前のリストには、私でも知っているような(byベルばら)有名な革命家たちの名前もありました。ロベスピエールとか。
与えられた部屋もやっぱりお金と地位で、お金のない平民は草の敷かれた共同部屋(?)にざこ寝だったそうです。そういう牢も再現されており、おお、死ぬまで身分にしばられるなんて・・と息苦しくなるような思いでした。
そんな牢獄のすぐ隣でこの礼拝堂は輝いているのです。
歴史の暗い部分の名残や血生臭い遺物をパリでは散々見るので、きれいなものの多い街ではあるものの、ちょっと重たい気分になることも多いです。

さて、きれいなものに話を戻して。またまたピアスです。
右は、今回のプラハとパリの旅の最後に、同行の友達が「案内してくれたお礼に」とくれたもの。
左は、だいぶ前に別の友達がお土産にくれて長いこと愛用しているもの。
奇しくも、どちらもパリの同じメーカーで買ってくれたものです。
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どことなく、右のはバラの窓を思わせるし、左のも、陽光を湛えたステンドグラスのかけらのよう。
旅の思い出と結びつく宝物です。
by brandaffodil | 2005-08-30 22:54 |


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